治療

変形性股関節症の症状と治療

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2023-09-06

人工関節外科

変形性股関節症

変形性股関節症には、老化や関節の使い過ぎにより生じる一次性と乳幼児期の股関節の脱臼や発育不全が原因となり生じる二次性があります。

原因

①一次性の変形性股関節症

長い年月を経て、関節の使いすぎによって起こる

②二次性の変形性股関節症

  • 乳児期の股関節の脱臼
  • 股関節の発育が悪いこと(臼蓋形成不全)

一次性の変形性股関節症

この画像は、一次性の変形性股関節症のレントゲンです。
正常股関節が老化や関節の使い過ぎにより軟骨を失い、末期変形性股関節症となっています。

一次性変形性股関節症のレントゲン

二次性の変形性股関節症

この画像は、二次性変形性股関節症のレントゲンです。
臼蓋形成不全を原因とした末期変形性股関節症を呈しています。

二次性変形性股関節症のレントゲン

変形性股関節症の症状

股関節症の症状をまとめると4つの症状があります。
治療はこれらの4つ症状をすべて改善することを目指します。

股関節症の4つの症状

変形性股関節症の治療法

そこで治療法ですが保存的治療と人工股関節手術があります。

保存的治療

人工股関節手術

保存的治療

保存的治療は限られており、薬物で炎症をおさえて痛みを軽減したり、運動、リハビリ療法で関節の拘縮を予防したり、筋力を鍛えて関節の負担を軽減します。

薬物治療

  • 炎症をおさえる
  • 痛みを軽減する

運動/リハビリテーション療法

  • 関節を動かして拘縮を防ぐ
  • 股関節周辺の筋肉を鍛えて関節の動きを助ける

手術(人工股関節)

どのような時に人工股関節手術の適応になるかというと股関節痛と可動域制限が悪化し日常生活に支障があり、保存的治療で十分に改善しない場合は手術適応となります。

手術適応の判断基準

人工股関節全置換術

手術適応の場合、人工股関節置換術をお勧めします。骨と骨が当たらなくなり痛みは改善し、人工関節の表面はつるつるしているので関節の動きも改善します。短くなった脚長も改善できます。

人工股関節全置換術のイメージ

人工股関節の効果

人工関節で「痛い」、「固い」、「短い」は改善しますが、「筋力が弱い」は術後徐々に改善します。その筋力回復の過程で生じる筋肉痛に対して通院リハビリは必要ありませんが、鎮痛剤の処方や物理療法を施行する場合があります。

術後の回復イメージ

当院の人工股関節全置換術

①CTを用いた三次元手術計画

CTを用いた三次元手術計画を行い、患者さんごとに適切な人工関節の大きさ、形状、位置などを正確に決定することができます。

三次元手術計画の画面

②ナビゲーションを使用した手術

計画どおりに人工関節を設置することで長期成績が期待でき、術後脱臼を予防でき、術後の脚長差も減少します。

ナビゲーション手術の様子

③前方進入による低侵襲手術

当院では、前方進入による低侵襲手術を行います。術後の筋力回復が早期に期待でき、後方の筋肉を切らないので代表的合併症である後方脱臼を予防できます。

低侵襲手術のイメージ

股・膝痛(人工関節)外来

変形性股・膝関節症の専門医は、初診外来では木・金曜日(午前)、股関節、膝痛(人工関節)外来では水・木・金曜日(午前)が診察日となっております。

外来診察の案内